若田光一さん 宇宙飛行のベテラン、新天地へ!

若田光一さんは、5度の宇宙飛行を経験した日本を代表する宇宙飛行士。

若田さんの宇宙飛行キャリアは、1996年のスペースシャトル「エンデバー」搭乗から始まりました。その後、2000年、2009年、2013年、2014年に国際宇宙ステーション(ISS)へ長期滞在し、日本人最多となる通算504日間の宇宙滞在時間を記録しました。ISSでは、船長やロボットアーム運用者など、様々な役割を担い、中でも、2014年には日本人初のISS船長を務め、多国籍のクルーを率いてステーションの運用を指揮しました。

宇宙飛行以外にも、若田さんはNASAで宇宙飛行士室ISS運用部門のチーフや、JAXAで理事などを歴任し、宇宙開発の推進に貢献しています。2024年4月、若田さんはJAXAを退職し、アメリカの民間宇宙企業「アクシオム・スペース」に移籍しました。アクシオム・スペースでは、宇宙飛行士兼最高技術責任者(CTO)として、民間宇宙旅行や宇宙ステーション建設などのプロジェクトに携わる予定です。

豊富な経験と知識を持つ若田さんは、今後ますます国際的な宇宙開発において重要な役割を果たしていくでしょう。