理化学研究所が開発する量子コンピューターが完成しました。
量子コンピューターは、膨大な計算に必要とされる時間を飛躍的に短縮できる可能性を秘めています。例えば、スーパーコンピューターが1万年かかる計算を量子コンピューターなら200秒で終えることができる、といったことが可能となります。この高速計算によってAIや新素材の開発など複雑な計算が必要とされる分野の研究が進むと期待されます。
反面、現在インターネットの暗号技術として主流となっている公開鍵暗号があっという間に解読されてしまう懸念があり、現在、ポスト量子暗号と呼ばれる新しい暗号方式の研究が盛んに行われています。ポスト量子暗号は従来の暗号方式とは異なる数学的基盤を持ち、量子コンピューターによる解読を困難にするため将来的には安全性が保証されるとされています。
しかしながら、量子コンピューターには多くの技術的課題が残されており、さらなる研究開発が必要です。
日本の量子コンピューターに期待!
国産量子コンピューター稼働へ!
- 公開日: