南海トラフ

本日発生した宮崎県日向灘を震源とする地震(マグニチュード(M)7・1)で南海トラフ地震の発生可能性が平時より相対的に高まっている状況だそうです。

南海トラフとは、駿河湾から日向灘沖にかけての海域で、フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込んでいる場所のことです。この地域では、過去に何度も大きな地震が発生しており、その周期は約100年から150年と言われています。前回の南海トラフ地震(昭和東南海地震と昭和南海地震)から70年以上が経過しており、次の地震発生の切迫性が高まっていると考えられます。

南海トラフ地震が発生した場合、静岡県から宮崎県にかけての広い範囲で震度6強以上の激しい揺れが予想され、太平洋沿岸には10メートルを超える大津波が襲来する可能性があります。これにより、甚大な人的・物的被害が想定されています。