新茶の訪れを告げる「八十八夜」とは?

5月は新茶の季節。茨城県の古河市や境町などの猿島大地では「さしま茶」の新芽が収穫の時期を迎えています。

「夏も近づく八十八夜…」でおなじみの唱歌で知られる「八十八夜」は、立春から数えて88日目にあたる日です。古くから、新茶の摘み取り時期とされてきました。八十八夜は、二十四節気の「穀雨」とほぼ重なる日。穀雨は、麦や稲などの穀物の種をまくのに適した時期とされています。同時に、茶の芽が芽吹く頃でもあることから、新茶の摘み取り時期として定着したのだとか。

新茶は、一年の中で最初に収穫される茶葉で作られます。柔らかく甘い香りと、爽やかな味わいが特徴です。煎茶や玉露、ほうじ茶など、様々な種類の新茶を楽しむことができます。皆さんも是非新茶を味わって下さい。