人を笑わせる文章は難しい。
お笑い芸人が人を笑わせることができるのは、言葉に加えて表情や声色、そして絶妙な間がなせる技だ。
文章にはそれが表現しにくい。
朝日新聞の記者近藤康太郎さんによる、人を笑わせる文章をつくるポイントが紹介されていた。それは、まずは日常生活で面白いできごとを見つけること。文章は極力短く。改行や句読点で、間をつくる。落ちの前では少し話を引き伸ばし、落ちになったらすぐに退場する。
自分が心底面白いと思う出来事でなければ、読み手も面白いと思うはずがない。その観察眼を養うことが大切。何気ない日常に目を向けてみよう。
近藤さんと同じく朝日新聞の記者で天声人語の著者でもあった栗田亘さんの「漢文を学ぶ」が面白い。
漢文をテーマに、テンポの良い文章でしっかり落ちが用意されている。おすすめ。
人を笑わせる文章
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