ドイツの社会学者マックス・ウェーバー(1864~1920)。
マックス・ウェーバーが著した「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」
資本家や企業家の中にはプロテスタントが多い。キリスト教の敬虔な信者で規律正しく禁欲的な生活をするプロテスタントが、なぜ資本主義の発展を担ったのか?
マックス・ウェーバーは、カルヴァン派の死後に救いを得るためには仕事に勤勉に従事しなければならないという行動様式に注目している。
この行動様式を、北海道大学の橋本勉教授が受験生の心理に例えて説明しているのが面白い。
“受験生は入試に通るかどうか、不安で仕方がない。そんなときは悩むより、「自分はこの大学に合格するのだ」と確信して勉強するほうがいい。「頑張って勉強すれば『大丈夫だ。受かる』と確信できる。確信できれば、勉強に集中できる。そんな受験生の姿はプロテスタントの職業倫理に通じるところがある」”朝日新聞2023.4.6