IRTとは、Item Response Theoryの略で項目応答理論と訳されます。
IRTは受験はの特性を測定するための試験理論であり欧米では広く活用されています。日本でも、TOEFLやITパスポート試験で導入されています。IRTはCBT(Computer Based Testing)との相性も良いようです。
偏差値方式と比較して、テストを受験する母集団やテスト内容に依存せずに受検者の能力を求められるという利点があります。
例えば、単純な四択問題であれば25%の確率で正答してしまいます。IRTではこのような運や問題の難易度の要素を可能な限り排除し、受験者の本当の実力を正確に測ろうとする理論といえます。
今後、少子化が進み大学受験において競争が成り立たなくなれば今までの素点方式や偏差値方式ではなくIRT方式へと移行していくかもしれません。