国際単位系(SI)は、さまざまな単位を統一し、相互の単位換算を容易にする目的で、1960年、国際度量衡総会で採択されました
SIとはフランス語の”Système International d’unités”からきています。
SIは、次の7つの基本単位から構成されています。
- 長さ m(メートル)
- 質量 kg(キログラム)
- 時間 s(秒)
- 電流 A(アンペア)
- 熱力学温度 K(ケルビン)
- 物質量 mol(モル)
- 光度 cd(カンデラ)
また、基本単位を組み合わせた組立単位が存在します。
例えば、圧力の単位であるPa(パスカル)は
Pa⇒N・m-2
⇒kg・m・s-2・m-2
⇒m-1・kg・s-2
と表現できます。
さらに、SI単位の10の整数乗倍をつくるために下記の接頭語を用いることができます。
倍数 | 接頭語 |
1012 | T(テラ) |
109 | G(ギガ) |
106 | M(メガ) |
103 | k(キロ) |
102 | h(ヘクト) |
10 | da(デカ) |
10-1 | d(デシ) |
10-2 | c(センチ) |
10-3 | m(ミリ) |
10-6 | μ(マイクロ) |
10-9 | n(ナノ) |
10-12 | p(ピコ) |
例題 次の物理量を組立単位で表現しなさい。
① 仕事率 W(ワット)
② 電位差V(ボルト)
【解答】
① W → J・s-1 → N・m・s-1 → kg・m・s-2・m・s-1 → kg・m2・s-3・・・(答)
② V → W・A-1 → kg・m2・s-3・A-1・・・(答)