生きているから かなしいんだ

アリジゴクって聞いたことありますか?

砂地にすり鉢状の穴を作って、そこへ落ちたアリなどを食べるちょっと変わった虫の幼虫です。このアリジゴク、実は「ウスバカゲロウ」という名前の昆虫の幼虫なんです。ウスバカゲロウの成虫は、カゲロウに似て羽が透き通っていてとても綺麗なんですよ。

アリジゴクは、その巣穴が上手で、アリが滑って落ちてくるのを待ち構えています。そして、大きなアゴでガッチリと捕まえて、体液を吸って食べてしまうんです。

ちょうど周囲にはアリの巣があり、アリたちが何かの幼虫の死骸を巣に運んでいました。

“ミミズだって オケラだって アメンボだって みんな みんな生きているんだ” 手のひらを太陽に

「手のひらを太陽に」は、やなせたかしさんが作詞された、生きる喜びや命の大切さを歌った素敵な歌です。



「生きているから悲しいんだ」という歌詞は、一見矛盾しているように思えますが、深い意味が込められています。

やなせたかしさんは、この歌詞について、「死んでしまったら、悲しいもうれしいもないです。 生きているから、つらいとか痛いとかいろんなことがあるわけ。 それは生きている証なんです。」と説明してくれています。